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この国の王様

2015年11月27日 16:18

20151107-3

聖職者達と司祭達の列の後に、

音楽隊の演奏も続いていった。

親切な人達が私に「あっちだ」と示していた

建物の反対側に向かって進んでいった。

そうか、、

イベントがあるからそれを皆は私に見せたかったのだろう。



私は音楽隊の後をカメラで撮影しながら、

涙が止まらないままついていった。

写真と動画を撮っていれば皆にもこの幸運を伝えられる。

周りが気にならずこの場の空間は不思議な一体感があった。



「ちょっと待ってきみ!」

警察官に私だけが止められた。

私のリュックを指差して何かを言っている。

しかも、スペイン語でシリアスな雰囲気だ。

私がこの大きなリュックを背負っているからダメなのか?

それとも私の身なりがダメなのか?

ジェスチャーと英語で伝えてみた。

警察官は英語が話せないと言う。

私は大きなリュックを道に置こうとすると、

「置くな!」と怒鳴る口調になった。

私は警察官がどうしたいのか?

私もどうしていいのかわからず困った。

周りの人達は広場にそのまま入っている。

なぜ、私だけ、、、?



近くに立っていた男性が私の所に来て、

英語ができるから通訳してあげると言ってくれた。

その男性が警察官のスペイン語を英語でに訳し、

伝えてくれた内容に笑ってしまった。

私が号泣し、巡礼用の大きなリュックを背負い、

王様がいる広場に進もうとしていたのを見て、

自爆テロだと思った。と言われた。



私の格好だ。警察官に誤解させてしまったのは。

警察官にこれは巡礼の荷物で、

これまで巡礼中にハプニング色々あって泣いてたと説明した。

しかし、この国の王様が広場にいるから君は広場に入れないと言われた。



王様?
どこよ?
どの人?



警察官に私の事を理解してもらえて、

写真は撮っていいよと言われた。

けれど、どれが王様か分からない。

王様の情報を持っていないので、

並んでいる紳士淑女を見ても分からなかった。

「ほらネクタイして階段今上っている人」と言われても

紳士に見える人は皆スーツが似てるから分からなかった。

なんとなく写真を数枚撮らせてもらえた。

私は本当にツイてる!

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の中へ

王様も司祭達、聖職者達は入っていってしまった。

この感動を誰かに伝えたいけれど、

私はまた1人になっていた。


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