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レインボーカラーに包まれて

2015年11月05日 21:20

20151105

遭難した場合の事を考えた。

私がここにいることを誰も知らない。

宿のお兄さんは私がパドロンの宿に泊まっていると

思っているはずだ。

パドロンの町ではない場所に来てしまったから、

私に気付かないだろう。

スピリチュアルな道に入る前に会った巡礼者達はどうだろう。

途中で入ったバーの人達、道ですれ違った町の人、、、

私をチャイナと呼び続けていたグループ、、

出会った人達の事を思い浮かべてまた涙が出た。

私を探さないだろうな。

携帯を持ってこなかった自分が悪いんだ。

馬鹿なことをしてしまったなと思った。

歩きたくない。



泣きつかれ、落ち込んだ自分でいるのが嫌になった。

思いつく言葉は全てネガティブな言葉ばかり。

考え方を変えようと気持ちを切り替えた。

ここからの眺めは美しい。

雨が降っていない今は。

黄色い矢印は必ず私の目の前にある。

もう1度だけ自分自身を信じてみよう!

「トラスト トラスト トラスト」(信じる 信じる 信じる)と

声に出し自分と戦いながら歩く事にした。



犬に吠えられていた時と同じように信じればいいんだ。

私を見えない存在達は絶対に見守っているはずだ。

「トラスト トラスト トラスト」

この呪文を言っているとポジティブな気持ちになれた。

「トラスト トラスト トラスト」



急にふっと空が明るく感じた。

空を見上げると、1本の線が空を切ったように現れた。

そして、バターリャ修道院や朝の雨が上がった山道と同じ声で

「信じろ」

とはっきり聞こえてきた。

私はとっさに「信じる」と声に出していた。



私は記録のために1本の線を写真に撮ると、

太陽の周りに虹が現れた。

とても美しく温かく感じた。

バターリャ修道院で見た虹色のステンドグラス。

雨上がりの山道の虹。

そして、今回の太陽の周りの虹。



私は間違っていないと確信した。

疑い深い性格だからなのか、

自分自身を信じることを試されているかのようだった。

黄色い矢印は私の目の前にある。

やっと、私は信じることを受け入れたという感覚が分かった。

言葉の意味の信じるではなく、心で信じるということ。



信じるを体験した後、下り坂が見えてきた。

見えない存在達の中の誰かが私をみていると思うと、

励まされているような気持ちになれた。

石の砂利道を歩き続けていたけれど、

途中で道が白や銀色に輝く砂利に変わった。

スピリチュアルな道だから人工的に演出したのか、

自然の流れでここだけ輝く砂利道になったのだろうか。

これがスピリチュアルな道なのだろう。と納得した。


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